外壁塗装・軒樋交換工事の全工程の写真と説明です。
東京都練馬区での外壁塗装・軒樋交換工事の概要
- 東京都練馬区で今回、外壁塗装のご依頼を頂きました。経緯としましては、ベランダの横の集水枡(「しゅうすいます」:雨水や排水を受ける部分で、排水管を合流させたり、泥やゴミなどで管が詰らないように泥だまりの役割をします)が雨漏りするので、見積りをだして欲しいと問合せ頂きました。
- 現場調査してみたら、2014年2月14日の大雪で、雨樋が変形してることがわかり、びっくりしました。それで、外部足場を設置して工事することになりました。そして、この機会に外壁と屋根も塗装することになりました。
- 今回はお客様の要望で、外壁の色は既存の外壁塗装前の色にできるだけ近づけて欲しいとのことでしたので、近い色にしました。外壁の色を選ぶとき、コツというわけではないですが、色見本を見るときに実際に外壁に塗布してみると、色見本より明るくなる傾向があるので、気を付けた方がよいと思われます。
- 外壁はモルタルという材質で、SK科研というメーカーです。シーラーは水性ソフトサーフSG(一般名称:一液水性微弾性サーフェーサー)を使用します。
- 外壁用仕上げ材はSK科研のセラミクリーン(一般名称 高耐久低汚染型水性セラミックシリコン単層弾性塗料)を使用します。上塗材も同様のものを使用します。
- 外壁塗装工事の時に気を付ける点は、とにかく近隣の皆さまへの配慮です。外部足場を設置する前にも当然、近隣の皆さまへの挨拶は行います。外部足場を組んで、高圧洗浄機で水洗いを行いますが、外部足場を設置する時の飛散防止シートは外部足場の全体的に張ります。
- 外壁の水洗いの時に、細心の注意を払いながら作業しますが、多少は水が近隣のお宅に飛散することも想定されますので、当社では外壁の水洗い前に近隣の皆さまに「洗濯物を屋内で干してください」と、お願いのチラシを配布いたします。
- それと、外壁の水洗いの後に、マスキングテープで養生をおこないます。養生の意味合いは、外壁塗装作業をするときに、塗装しないで良い箇所など、別の塗料を塗布する時に塗料が付着しないように、縁切りの為にマスキングテープで養生していきます。外壁はクラックが多い場合、日本ペイントの水性微弾性フィーラーを使用します。今回のお宅は木部がなかったので、比較的作業しやすく、かなり作業効率がよかったです。
施工前と施工後
施工前
施工後
外壁のクラック(亀裂)の状況
- 外壁のクラックが入ってる状況です。この程度のクラックやヒビでは、今すぐ雨漏りすることないですが、長い目でみると雨水が入るので、早めに、塗装したほうがいいと思われます。
- 原因は2011年の3.11の地震で入ったのか?亀裂が広がったのか?複合的な要因が考えられます。
- 塗装はよく、見栄えを良くするために行うんじゃないかと誤解されてるお客様もいらっしゃるようですが、もちろん見た目をきれいにする意味もありますが、本来の目的は外壁の塗膜は8年から10年で防水効果が薄れてきますので、外壁塗装を行うことによって防水効果が保たれて、家の持ち方が良くなるのです。
施工完了
- 施工完了の写真です。外壁の色は塗装前の色に近い色にして欲しいという、お客様からの要望でしたので、大変喜んで頂きました。
- 今回気付いた点は、住んでいらっしゃるお客様は外壁塗装を行う時期などは御存じなかったということです。私が反省しないといけない点は、私達は建築業界の人間ですから、外壁塗装を行うべき時期や材料などがわかりますが、一般のお客様はなかなか御存じでないお客様が多いので、お客様目線で説明していかないといけないと思いました。